御挨拶


      

 世界的な水産資源需要の高まりのなか、日本の沿岸漁場は我が国の水産物供給を支える大切な基盤であり、その豊かな海と資源を保全し育むための、人工魚礁や増殖礁による水産基盤整備事業は、国の推し進める重要な施策の一つとなっています。
 当協会は、昭和52年3月の設立以来、会員各社の開発した人工魚礁・増殖礁や関連した技術を通じて、水産庁はじめ都道府県等地方自治体が実施する水産基盤整備事業に貢献してまいりました。本ホームページは、会員各社の開発した製品や効果事例あるいは新しい技術を、事業関係者や一般の皆様に広くご紹介することで、事業推進の一助にして頂くとともに、私どもの取り組みにご理解ご支援を頂けるよう開設しております。
 最近の漁場整備事業においては、水産生物の生産の場としての漁場の保全・創造のみならず、生態系全体の生産力の底上げを目指す水産環境整備の観点が重要となっており、私どもはこれまで積み重ねてまいりました漁場造成技術を通じて、豊かな海づくりのお役に立てるものと考えております。
 なお、掲載内容に関するご意見ご質問や詳しい資料の請求等がございましたら、協会事務局または会員各社の担当者までご連絡下さい。
 最後に、今後とも倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 令和元年5月

日本大型人工魚礁協会
会 長  木 實 谷 浩 史